人気ブログランキング | 話題のタグを見る

東京女子大学 同窓会 埼玉支部-お茶を楽しむ会-


【報告】花寄せの茶会

爽やかな春の一日、4月16日(水)に19名の参加で「花寄せの茶会」が催されました。
床の間には、筍の画賛「家づと」(意味:自分の家へ持ち帰るみやげ)の掛物と八分目まで水の入れられた8個の花入れが飾られました。
【報告】花寄せの茶会_a0146912_23491628.jpeg
【報告】花寄せの茶会_a0146912_23425932.jpeg
まずは「花寄せ」です。
花台には、春の庭に咲いた花々が溢れるほどに盛ってあります。
【報告】花寄せの茶会_a0146912_23500538.jpeg
お一人ずつ床の間の前に行き、どんな花を挿そうか考えながら、花入れを選びます。
次に「花積もり」と言って、イメージした花を花台から選び、整えます。
「花は野にあるように」という利休の言葉に従い、決めたら余計な直しなどせず、花入れに、そのままシュッと入れます。
最後に、花水次(はなみずつぎ)で花器に水を注ぐ真似をします。
次々と順番に花を入れていき、床の間が生き生きと華やかに変わっていく、、、まさに茶の湯の「一座建立」でした。
【報告】花寄せの茶会_a0146912_23510523.jpeg
全員が花を入れられるように、茶道の七事式の一つ「廻り花」の趣向を少し取り入れて、前の花をいったん引き揚げて、新たに違う花を入れるようにしました。
この「廻り花」という七事式に対して、裏千家十一代玄々斎が詠んだ和歌をご紹介します。
「また出づるその根を切りてしばし世の水につなげる花のひととき」
【報告】花寄せの茶会_a0146912_23560231.jpeg
美しく彩られた床の間の前で薄茶が点てられました。
一足早い鯉のぼりの薯蕷饅頭と、花模様の落雁をいただいての一服は、格別だったようです。
【報告】花寄せの茶会_a0146912_23570832.jpeg
【報告】花寄せの茶会_a0146912_23571829.jpeg
準備と片付けのチームワークはこの会ならではの良さ、ご参加の皆様、ありがとうございました。

次回の「お茶を楽しむ会」は、秋に開催予定です。
近くなったら、ご案内いたします。お楽しみに。






# by twcu-ocha | 2025-04-20 00:14


【お誘い】花寄せの茶会

いろんな花が一斉に咲き始めて、春の気配を感じる今日この頃ですが、お元気でお過ごしのことと存じます。
さて、春らしく「花寄せの茶会」を以下の通りに開きますので、どうぞご参加ください。

日時:4月16日(水) 13:30~  

会場:恭慶館(北浦和駅西口徒歩5分)
   表広間(椅子席ですので、正座する必要はありません)

参加費:1,500円

申込み:ocha@twcu-saitama.com 小阪まで

申込締切日:4月10日(木)
【お誘い】花寄せの茶会_a0146912_14241789.jpeg

# by twcu-ocha | 2025-04-06 14:25


【報告】2025年 初釜

1月29日(水)、陽射しが柔らかく感じる午後、22名の参加で「初釜」を致しました。
床の間には、新春らしく「春入千林処々鶯」(春は千林に入り、処々鶯)の掛け軸、壁の竹の花入には結び柳と紅椿、香合はお福さん(お多福)、三宝には胴炭と稲藁の鶴亀が飾られ、新年のめでたさにあふれました。
【報告】2025年 初釜_a0146912_22165127.jpeg
【報告】2025年 初釜_a0146912_22051951.jpg
ご挨拶の後、今回は特別贅沢なことに、いつもの浦和の足立屋の蓬莱饅頭と、Sさん(1974短英卒)お手作りの花びら餅の二つの主菓子が出て濃茶をいただきました。
【報告】2025年 初釜_a0146912_22152479.jpg
金銀の箔が目に鮮やかな島台茶碗に3人分ずつ練られたお茶は、10月30日(水)の「口切りの茶会」(開炉の茶会)で茶壺から取り出したのと同じ、京都の祇園辻利の宇治抹茶「萬風の昔」です。
香り良く優しい味で、濃茶に慣れていない方にも好評でした。
【報告】2025年 初釜_a0146912_22135475.jpeg
お道具の拝見もあり、茶入れ、茶杓、お仕覆が各テーブルに回りました。
茶入れの銘「翁」は、能の演目「翁」が由来で、お仕覆も能衣装の生地で仕立てられています。
茶杓は使い込んだような焦げ茶色、細身で節が多く珍しいもので、あのチャップリンが使っていた日本製のステッキと同じ種類の竹で作られているそうです。      
【報告】2025年 初釜_a0146912_22141856.jpeg
    
次には薄茶の点前があり、中目黒の廣尾瓢月堂の「六瓢息災」と弘前の老舗和菓子店大阪屋の「竹流し」を味わってから、一服いただきました。
「六瓢息災」は洋菓子ですが「無病息災」にちなんだ縁起物、「竹流し」は、200年以上変わらず職人さんが一つ一つ手作りしている、ほんのり甘くて蕎麦風味の薄煎餅です。
【報告】2025年 初釜_a0146912_19441516.jpg
今回は、薄茶をお替りされた方もいらっしゃったり、リラックスした雰囲気のうちに恒例の福引で賑やかに締め、正月らしい華やかな会となりました。
いつものことながら、お客様のたくさんのご協力に感謝申し上げます!

次回は4月、お花がいっぱいのお茶会を予定しています。
どうぞお楽しみに!



# by twcu-ocha | 2025-01-31 22:35


【お誘い】初釜のご案内

早いもので、12月も後半を迎え、皆さま、それぞれにお忙しい毎日を送っていらっしゃることと存じます。

さて来年のことになりますが、新年恒例の初釜を、以下のように開催いたしますので,
どうぞご参加くださいますよう、お知らせ申し上げます。
お正月らしい飾りつけ、お道具、お菓子を準備して、皆さまをお待ち申しあげております。
【お誘い】初釜のご案内_a0146912_20470118.jpg
日時:2025年1月29日 (水) 13:30より
場所:恭慶館(北浦和駅西口から徒歩5分) 表広間
会費:2,000円
申込:ocha@twcu-saitama.com
申込締切日:1月20日(月)

椅子席ですので、平服で大丈夫です。
お気軽にご参加下さい。



# by twcu-ocha | 2024-12-18 20:48


【報告】開炉の茶会

10月30日(水)、北浦和の恭慶館にて、暖かい陽気のまま16名の出席で開炉を迎えました。
床の間には、”わびの心”を表す藤原定家の歌「見渡せば 花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮れ」が書かれた掛け軸。
花入には、江戸時代から多くの人に愛されている品種の太神楽(だいかぐら)椿、ホトトギスと照葉(てりは)。 *茶道では、晩秋から初冬にかけて、床の間の花入に入れる椿の花に添える「紅葉した木の葉」のことを「照葉」と言います。
そして、茶舗から届いたばかりの新茶を詰めた茶壷が飾られました。
【報告】開炉の茶会_a0146912_23092377.jpg
茶壷の拝見を請われると、亭主は網を外し、中から、抹茶の元になる碾茶(てんちゃ)を使う分だけ出して石臼で挽きます。
【報告】開炉の茶会_a0146912_23095830.jpg
今回は全員に、石臼を廻す体験をしていただきました。
少量ですが、出来上がった挽き立ての抹茶は鮮やかな香りと色が格別でした。
【報告】開炉の茶会_a0146912_23103456.jpg
お茶を取り出した茶壷は、真・行・草という3種類の飾り結びを施した後、床の間へ
【報告】開炉の茶会_a0146912_23111212.jpg
色づき始めを表現した紅葉の上生菓子と濃茶をいただきました。
【報告】開炉の茶会_a0146912_23115087.jpg
京菓子の「麩焼き煎餅」と菓游茜庵(徳島県)の「ゆうたま」をいただいた後は、全員が、お隣の方のために薄茶を点てるという趣向でした。
【報告】開炉の茶会_a0146912_23380597.jpg
慣れた方もそうでない方も真剣に点ててくださり、みなさん、美味しく味わっていらっしゃいました。



12月5日(木)には、「交流会&バザー」に参加し、久しぶりに呈茶をいたします。
ぜひ、お立ち寄りください。

次の「お茶を楽しむ会」は、来年1月29日(水)の「初釜」です。




# by twcu-ocha | 2024-11-04 23:52

    

同窓生と楽しくお茶を
by twcu-ocha
最新の記事
【報告】花寄せの茶会
at 2025-04-20 00:14
【お誘い】花寄せの茶会
at 2025-04-06 14:25
【報告】2025年 初釜
at 2025-01-31 22:35
【お誘い】初釜のご案内
at 2024-12-18 20:48
【報告】開炉の茶会
at 2024-11-04 23:52
カテゴリ
以前の記事
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧