6月初めというのに真夏のような暑さの一日、「お茶を楽しむ会」には18人が参加されて交流を楽しみました。
床の間の掛け物には「和敬清寂」の言葉、手付きの竹製花入れには額紫陽花、団扇型の木製の香合には草の上で光る蛍が描かれ、正に初夏の設えに迎えられました。
京都の桂離宮の側に店を構える「中村軒」から取り寄せた紫陽花を模ったお菓子と共に、様々な季節のお茶碗で、まずは一服をいただきました。
次は、テーブル毎に「隣の方のためにお茶を点てる」を実践していただきました。
未経験者も、ちょっとだけ昔に経験したという方も、棗から茶杓でお抹茶を2回掬い、恐る恐る茶碗に入れます。初めて茶筅を振った方も美味しそうなお茶を見事に点てて、大喝采でした。
干菓子は、綺麗な彩の「淡の香」(彦根市の大菅製菓)と「杏琥珀」(京都の俵屋吉富)でした。
次回は、10月27日(金)です。
久しぶりに茶室を出て、昨年世田谷区岡本から丸の内へ引っ越してきた静嘉堂文庫美術館の開館一周年記念特別展「二つの頂~宗磁と清朝官窯」を見に行く予定です。
国宝の曜変天目茶碗「稲葉天目」が展示されますので、ご期待下さい。
詳しくは追ってお知らせいたします。