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東京女子大学 同窓会 埼玉支部-お茶を楽しむ会-


お茶を楽しむ会(女子大流)

お茶を楽しむ会(女子大流)_a0146912_0264524.jpg

 3月26日(水)、本年度最後の「お茶を楽しむ会」には計16名が出席、まずは恒例となったKさんのお香で会が始まりました。今回は「伽羅」に加えて珍しい「羅(ら)国(こく)」というお香を聞き、ほのかな香りにうっとりとなったところで、お茶のお手前が始まりました。
ただし、今回は裏千家の「香付花月」という遊びをすることに・・・。これは、江戸千家ではやり方が異なっており、表千家にはない遊びとのこと。本来はその日に聞くお香にちなんだ俳句(あるいは短歌)を、花月でお手前をやっている間にひねり出し、あとで披露するものとか。本来のやり方はともかく、今回は女子大流で自由にやってみようということになり、先生が3服お茶をたててくださっている間に、春にちなんだ俳句または短歌を作ることになりました。

全員突然のことにびっくりはしたものの、そこはさすがに女子大の皆さん、できない場合はパスもありだったにもかかわらず、全員が俳句か短歌をそれぞれ提出したという、まさに女子大卒業生の皆さんのたしなみの深さ、その臨機応変さが実感されたひとときとなりました。「さすが」です。

ご参考までに以下にそのときに詠まれた俳句8句、短歌7首を記します。

(俳句)
玉椿ほころぶ頃や一人立ち(4票)
春らんまん桜こぶしが咲ききそう
香入るる手元に春の日ざしかな
国宝のおうな小さく春うらら
福袋上を女の手が泳ぐ
一碗の抹茶に午後の光満つ(3月26日花開くときに)
逢う電話かけて眩き花の巷
春の子等光の中に鳩を追う

(短歌)
春の日に心なごめる一服は 型にはまらぬ女子大流(3票)
にぎやかに少女のごとく話(かた)らいて 桜日よりのうららかな佳き日
春の日に梅か桜かしれねども そよ風にゆれ心なごます
さくら散りて逝きたる母に合掌す 健やかな身我に与へり
長屋門鶴は舞うらん保田の海 いざ鎌倉の遠鳴りをきく(保田の友人に招かれて)
柳瀬川土手に咲きふる桜花 見上げる顔に笑顔あふるる
見渡せば柳桜をこきまぜて 都ぞ春のにしきなりけり(素性法師、古今集)

全員で好きな句あるいは歌を選んだところ、
「玉椿ほころぶ頃や一人立ち」に一番多く票が入り、
次が「春の日に心なごめる一服は 型にはまらぬ女子大流」となりました。
一応賞品も授与され、雅な遊びも幕となりました。

 全員、お茶を2服ずつ頂き、春らしい彩りの主菓子と干菓子を楽しみ、思いもかけず作句あるいは作歌の時間を楽しむことができました。

なお、念のためですが、毎回短歌や俳句を作るというわけでは決してありませんので、どうぞご心配なく、どなたでもお気軽に参加くださいますよう、お待ちしています。

次回は7月に開催の予定です。(KK)
# by twcu-ocha | 2008-03-26 23:27


第9回お茶を楽しむ会

第9回お茶を楽しむ会は11月29日(水)恭慶館にて開催されました。参加者は16名、まずは先生のお手前で皆一服ずつお茶を頂き、ほっとしたところで、今回も前回に引き続き数(員)茶ということになりました。前回は裏千家流の員茶だったので、札に当たってお茶を飲み、お茶をたてる順番となった人は「松〔松の絵が描いてある札)、おのけを」と言うことになっていましたが、今回は表千家流の員茶ということで、ことばも「松、おのぞきを」とわずかに違っていました。流派により少しずつ内容やことばが変わるのがおもしろいところです。また、用いる札は縦3cm横1cm程度の小さな札ですが、そこに小さくいろいろな花や木の絵が墨で描かれており、その精巧さには驚かされます。人数が多いため全員がお茶をたてる時間はなく(飲む方はしっかりと全員飲みましたが)、約半数の人が緊張の中(?)、皆の前でお手前を披露しました。

今回は90年卒のSさんも若々しい着物姿で初参加され、偶然にも最後のお手前があたりましたが、日頃のお稽古の成果がしのばれる落ち着いたお手前で、終わった時には思わず皆さんから拍手が・・・。お茶の席ではどんなによいお手前でも拍手ということはないけれど、これも「埼玉支部流ね」ということに。Sさん以外にも何人かの方が着物で参加されており、日常生活をちょっと離れたひと時を楽しむことができました。

次回は3月の予定。具体的な日時は未定ですので、決定次第にまたご連絡します。
# by twcu-ocha | 2006-11-29 23:26


第8回お茶を楽しむ会

7月19日(水)13時半より、「第8回お茶を楽しむ会」が
北浦和公園内の恭慶館にて出席者15名で開かれました。
第8回お茶を楽しむ会_a0146912_02258.jpg

 小林さんがたててくださるかぐわしい香を聞いたあと、
いつもは講師の方々(志賀さん、三原さん、松田さん)のお手前で
おいしいお菓子と香り高いお抹茶を楽しむのですが、
今回は趣向を変えて「数(員)茶」というのを教えていただきました。
これは折据(おりすえ)の中に入った10の花の札
(松、竹、梅、桜、牡丹等)を客が1枚ずつ引き、
札元が読み上げた花の札の持ち主がまずお菓子を食べ、
お茶をいただき、そのあと次の人のためにお手前をするという
全員参加型のもの。
お菓子は早くいただきたいながらも、
そうすると皆の前でお手前をしなくてはならず、
ということでなかなかに緊張感ただようものとなりました。
自分が飲んでしまった後はもう一度同じ札が呼ばれることのないよう、
札元に対して「松、おのけを(松の札をどうぞ除いてください)」
といった非日常的ことばを使うのに少々照れたりしながらも、
全員がお茶を飲み、たてるという両方を楽しむことができました。

数茶は「七事式」のひとつで、
このほかに「廻り花」「廻り炭」等、客が全員、
順番に花を生けたり炭をついだりするものもあるとのこと。
精神の修養としての茶と同時に居合わせた客全員で楽しむ
茶の一面も垣間見ることができました。

会の最後には松田さんより6月の日経新聞に掲載されていた
熊倉功夫氏の茶道に関する記事の紹介もあり、
充実した午後のひとときとなりました。

 次回は11月29日(水)13時半から、同じく恭慶館にて。
今回は夏ではあり、使われていたお茶碗も夏向きの平茶碗でしたが、
次回は寒い時期となります。
季節と密接な関係を持つお茶の世界、
次回はどんな世界が開けるのか楽しみです。
多くの方の気軽なご参加をお待ちしています。

小阪(71文日)
# by twcu-ocha | 2006-07-19 23:25


第7回お茶を楽しむ会

第7回お茶を楽しむ会_a0146912_020434.jpg

飛び入りの松井さん、始めての参加の菊池さん総勢13名の参加で
第7回お茶を楽しむ会が閑静な北浦和公園内の恭慶館の表広間において
3月29日(水)に行われました。
小林さんのお家流のお香。 
花一(佐曽羅:植物系の香り)、花二(寸聞多羅)を聞き、
その後 志賀さんのお点前でお茶を2服いただきました。
三原さんが、ご持参下さいました
桜のぼんぼりをイメージしたお茶碗を拝見したりして
優雅な春の午後を満喫しました。

また、講師の方々のお話をお聞きするのも楽しみの一つです。
海外でお茶をたてる時のお菓子には、
ゼリーとかチョコレートも使われるとか。
また、松田さんが皆様よくご存じの話ですがと、
吉野太夫のお話をして下さいましたので下記にご紹介いたします。

次回は7月19日(水)1時30分から3時30分の2時間(椅子席)
始めての方また飛び入りの方も大歓迎です是非お出かけ下さい。
お待ちしております。
                       新井(69短教)

桜時雨 

むかしむかし六条三筋町に美しく教養もある遊女が住んでいました。

    ここにさへなぞな吉野は花盛り
 
と詠んだことから吉野太夫と呼ばれていました。
たくさんの大名から人気のあった中、
釉薬などを扱う大商人、灰屋紹益が、
千三百両で彼女を身請けしたのですが、
親の大反対を受け2人は家を出、わび住まいを始めました。

ある日、紹益の父が雨宿りをしていたら、中から綺麗な妻女が出てきて
「そこでは雨もかかりましょう。中へどうぞ」と案内しました。
お茶を点てるその見事さに感服、その人が吉野太夫と知り、
即座に勘当を許し嫁に迎えました。

晴れて夫婦となったのもつかの間、
太夫は38という若さで死んでしまいました。紹益は

    都をば花なき里となしにけり吉野を死出の山に移して

と詠み悲しみのあまり亡骸の灰を飲んだと言うことです。
今も吉野太夫は鷹ヶ峰の常照寺に葬られています。。

# by twcu-ocha | 2006-03-29 22:50


第2回

10月27日午後第二回のお茶を楽しむ会が浦和北公園内の恭慶館でひらかれました。
総勢19名の盛会でした。
第2回_a0146912_019986.jpg

# by twcu-ocha | 2004-10-27 11:03

    

同窓生と楽しくお茶を
by twcu-ocha
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