新型コロナの感染者が減少しているこの時期、今年初のお茶を楽しむ会を開催致しました。
残暑厳しい日でしたが、11名の方が参加してくださり、和やかで温かい会になりました。
床の間には、「茶是長寿友 (茶は是れ長寿の友) 」の掛物、秋甘草、矢筈芒、白木槿を配した宗全籠の花入れと琵琶の形をした秋草蒔絵の香合が飾られました。
まずは、15代坂倉新兵衛の萩茶碗と遠州七窯の1つである膳所焼の「月に波」茶碗で一服いただきました。
その後は、参加の方全員がお隣の方に一服点てて差し上げる趣向でした。
心を込めて点てたお茶の感想をお聞きするのは、いつも身の引き締まる緊張の時間です。「美味しくいただきました。」の言葉を聞いてホッとする、そんな非日常の楽しさを味わっていただけたかと思います。
お菓子は、金沢『森八』の栗鹿子と銀座『空也』の最中でした。
今回、初参加の方が2名いらっしゃいました。そのお二人の、ブログを見て楽しみに参加されたとのお言葉に一同嬉しく、今後も楽しんでいきたいとの思いを、新たにしています。
次回は、3年ぶりの初釜となります。
2023年1月18日(水)午後1時半より ~恭慶館の表広間(立礼席)にて~
健康で、より良い年になるよう願いながらの初釜、奮ってのご参加をお待ちしています。
その他にも、丸の内に移転した静嘉堂文庫美術館への訪問などを企画中です。
お楽しみに!