1月29日(水)、恒例の初釜が北浦和の共慶館で催されました。
昨年は畳の間でしたが、今年はテーブルと椅子席の表広間での開催なので、
正座に慣れていない私たちでも、午前と午後にまたがる茶席が苦になりません。
齢90を超えた大先輩もお二人来てくださり、12名で今年初めてのお茶の会を楽しみました。
床の間には「春入千林処々鶯(春、千林ニ入ル、処々ノ鶯)」と書かれた
掛け軸、お正月らしい結び柳と椿が生けられた掛け花入れ、今年の干支であるねずみの香合が飾られていました。
お濃茶のお点前をしてくださったのは、光沢のある青海波文様の着物をお召しのSさん。
その時々のお茶会に合わせてお着物を選んでくださった理由や由来を聞くことができるもの、この会の楽しみの一つです。
金と銀が内側に塗られた華やかなお茶碗でいただくお濃茶の時のお菓子は、
表千家の初釜で定番の蓬莱饅頭で、黒、緑、黄、赤4色の餡を白で包み込んであるという、おめでたいもの。
今年は「なだ万」のお弁当に、会の代表のMさん手作りのお吸い物や煮物が加わり、目にも美しい昼食となりました。
食事の前には、いつものように日本酒を。
今年は、参加者のKさんが差し入れてくださった、会津若松の末広酒造さんのお酒を亀の描かれた縁起のいい朱塗りの盃でいただきました。
昼食の後は目にも鮮やかな干菓子と薄茶をいただき、恒例の福引もして解散となりました。
年に3回程度、浦和北公園内の共慶館(椅子席)で、
流派に関係なく、お抹茶とお菓子と、おしゃべりを楽しんでいます。
次回は、6月24日(水)の13時半から。
夏のお茶をお楽しみいただきます。
どうぞ、お気軽にご参加ください。